2軍再調整に入った阪神藤浪晋太郎投手(27)が4月30日、ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に中継ぎで登板し、3イニングを6安打3四死球3失点と苦しんだ。

2軍降格後、初の実戦マウンド。帽子が吹き飛ぶほどの強風の中、1イニング目の6回から打ち込まれた。2安打1四球で1死満塁とされた後、6番磯村に左中間2点二塁打、7番矢野に中前適時打を献上。4安打ともスプリット、カットボールに反応され、この回だけで39球を要した。

7回は先頭の1番大盛に不運な安打を許した後、2死一、二塁で無失点。8回は先頭の6番磯村に抜けたカットボールで死球を与えた後、再び2死一、二塁で踏ん張った。ただ、3イニングで71球と球数がかさんだ。

藤浪は今季プロ9年目で初めて開幕投手を任され、ここまで5試合先発で2勝1敗、防御率2・60。今季初黒星を喫した23日DeNA戦で5回途中を7四死球2暴投で4失点と苦しみ、翌24日に出場選手登録を抹消されていた。