阪神矢野燿大監督(52)が降雨ノーゲームとなった1日、新外国人のメル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)とラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)について言及した。

ロハスは同日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に「3番左翼」で先発出場して本塁打。両打ちのロハスは4月24日の練習試合でアーチを放っているが、2軍公式戦ではこの日の本塁打が1号。4月の1発は右打席だったが、左打席では来日後の実戦で、初の本塁打となった。4打数3安打2打点の活躍。矢野監督は「そういう成績を残してもらうことが上げる材料にはなるし。こっちにいる外国人選手だって調子が悪いわけじゃない。競争という形になるから。現状ピッチャーも3人いるわけだから、総合的に考えるっていうところしかないんで」。現時点で1軍は、マルテ、サンズ、ガンケル、チェン、スアレスと、外国人枠いっぱいの5人。4月29日中日戦で移籍後初先発したチェンは7日DeNA戦にまわる見込みで、助っ人の全員の状態を考慮しながら、今後の昇格時期を探ることになりそうだ。

アルカンタラもこの日の同戦で来日2戦目のマウンドに上がり、5回1安打1四球無失点と快投。矢野監督は「もう1回はファームで投げることになると思うし、もう1回投げた後に、現状、こっちの状態と、アルカンタラの状態を考えながらというふうにはなってしまうとは思うんだけど」と話し、次戦も2軍戦で登板し、状態を万全に整える予定だ。

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