日本野球機構(NPB)は2日、日本ハムで新型コロナウイルスの陽性判定者が計10人に達したことを受けて臨時実行委員会を開催し、12球団の総意として3~5日のロッテ-日本ハム3連戦(ZOZOマリン)の延期を決定した。

日本ハムは保健所の指示により、安全が確認されるまで1軍のチーム全体での活動を停止する。臨時実行委員会後、球団の川村代表取締役社長は取材に応じ「感染防止対策に非常に心を配ってきたものの、結果としては、まだまだ十分ではなかった部分があると反省しております。気を引き締めて、さらなる感染防止対策に努めて参りたいと思います」と話した。

4月30日に中島、西川、清水が陽性と判定された。さらに5月1日には飯山内野守備コーチ、ロニー・ロドリゲス、高浜、今川、郡、チームスタッフ2人が陽性となり、計10人に陽性が確認された。現在、濃厚接触の可能性がある数名は指定場所にて隔離されているという。

日本ハムでは、NPBからの指示による月1回のPCR検査だけではなく、独自で月2回をメドに実施してきた。前回は4月6日にチーム全員が検査を受け、全員陰性だった。今後は5日に再びPCR検査を受け、7日からの楽天3連戦(札幌ドーム)での試合再開を目指していく。