巨人は今季2勝4敗と唯一負け越している広島との一戦に臨む。畠世周投手(26)が先発する。今季は2勝1敗、防御率4・95。前回登板の4月27日ヤクルト戦では3回までに5点の援護点をもらいながら、村上に本塁打を浴びるなど3回途中を4安打6失点で降板。リードを守り切れなかった。

今季チームは16勝中13勝を先制した試合で収めている。畠は中5日で臨むこの日は、好調打線の援護を待ち、リードを守り切りたい。広島戦は通算9試合で0勝3敗、防御率5・18と苦戦しているが、地元広島凱旋(がいせん)登板で初勝利を狙う。

対する広島先発は昨季のセ新人王の森下暢仁投手(23)。昨季は2試合対戦し、1勝1敗だった。1日の中日戦で2打席連続三振を喫し途中交代した丸佳浩外野手(32)は昨季、森下に対し打率4割をマーク。原監督から「丸のバッティングじゃないんだから。やっぱりコロナの影響はあります」と言われるように、ここ2戦は6打数無安打4三振と本調子ではない。森下打ちで本来の姿を取り戻せるか。

チームは首位阪神を3・5ゲーム差で追う2位。打線は4戦29得点と厚みが出ている。メジャー通算196発のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)は4月27日の1軍昇格後、打率5割3分3厘、1本塁打と日本野球に対応し、後ろを打つ6番ウィーラーも打率5割1分9厘と好調だ。投打の力を結集し、敵地で白星をつかみ取る。【久永壮真】