筑波大のプロ注目左腕、佐藤隼輔投手(4年=仙台)が、9回2安打12奪三振2失点と好投した。

反省を生かした投球だった。前回、先発登板した5月15日の東海大戦では、6回5失点。16日の中継ぎ登板を経て、打たれたスライダーを1週間かけて修正した。「(16日は)感覚がよかった。その感覚で、(今日も)ストレートの軌道からうまく曲がる理想とするスライダーが投げられた」と、4回以降は安打を許さなかった。川村卓監督も「これがあいつのピッチング」とうなずいた。

しかし、チームは再三のチャンスを生かせず、1得点のみで敗戦。佐藤隼は「あの1球です」と、3回2死から許した得点を悔しがった。