楽天ブランドン・ディクソン内野手(29)が30日、1軍選手登録を抹消された。

同日のDeNA戦の試合前練習に姿を見せなかった。前日29日の同戦では7番右翼でスタメン出場。4回に1死満塁で三ゴロ併殺に倒れるなど2打数無安打に終わり、1点を追う7回1死二塁で代打横尾を出されていた。

19年には大リーグのタイガースでチームトップの15本塁打を記録。今季から楽天に加入。22試合に出場し70打数10安打、打率1割4分3厘、2本塁打、11打点。

石井GM兼監督は「ちょっと打席立たせたいなと。チームにとってもなかなか今、打席を与えられない状況にある。(見極めまでに)100打席くらいを考えていたんですけど、とびとびでの100打席では意味がない」と抹消の意図を説明。「うちに上積みをもたらしてくれるのは彼だと思う。ファームで打席をこの1週間、バンバンやって、日本の投手に対応力というか、そういうものをしっかり身につけてほしいなと。だいたい分かったと思うので、日本の投手の配球、傾向だったりは。その中でメカニックというところも少し直していかないといけないと思うので、そこら辺をこの期間で調整してほしいなということは伝えて、下で打席に立ってもらいます」と日本野球への順応、今後の飛躍に期待を込めた。

代わりに黒川史陽内野手(20)が1軍昇格した。