国学院大(東都)はタイブレークの末に敗れ、初の4強進出を逃した。

初回、山本ダンテ武蔵外野手(4年=大阪桐蔭)の併殺打の間に1点を先制したが、その後は追加点を奪えなかった。

1-1で突入したタイブレークでも、1点も加えられず。2失策が失点につながり、鳥山泰孝監督は「追加点を挙げられなかったことと、本来のウチの土台である守備の乱れから失点したことが反省点です」と振り返った。

1年生の坂口翔颯(かすが)投手(報徳学園)が、初先発。堂々とした投球で5回1/3を被安打3の7奪三振、1失点に抑えた。

持ち味の打線は、福岡大の村上幸人投手(3年=九産大九州)を打ち崩せず、6安打のみ。福永奨主将(4年=横浜)は「勝負どころでの1本が出なかったのがチームの反省。東都の代表として出て、回りの応援が力になった。結果で応えられず、実力不足です」と話した。

東都を制し、初出場した今大会は8強入り。鳥山監督は、秋に向けて「リーグ戦の優勝も、選手権の先(の試合)も、勝負どころをものにしないと先に進めない。そこで地に足ついた野球をすることが重要だと思う」と話した。

▼国学院大・福永奨主将(タイブレークの末に初の4強進出を逃し)「勝負どころでの1本が出なかったのがチームの反省。東都の代表として出て、周りの応援が力になった。結果で応えられず、実力不足」