阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、祖父母の前で走った。2点ビハインドで迎えた5回先頭の第2打席。四球で出塁すると、2死となった8番糸井への3球目にスタートを切った。今季5盗塁目を成功させると、捕手太田の送球が乱れる間に三進。その後、糸井の内野安打で生還した。

走るだけではもちろん終わらない。マルテの本塁打で逆転に成功した6回には、フルカウントから中前打。バットでもきっちりと存在感を見せた。

この日は宮城・村田町に住む父方の祖父勲さんと祖母美智恵さんが、佐藤輝がプロに入って初の生観戦に訪れた。高校まで毎年、盆と年末に帰省し「テル」と呼ばれかわいがられた祖父母の前で躍動。第1打席は左飛に倒れたが、走って打って。祖父母孝行のため躍動している。