阪神が4連勝で、今季最多の貯金18とした。先発の青柳が8回2失点の好投で、自身3連勝となる5勝目。1点差の6回にマルテの12号2ランで逆転した。9回に登板したスアレスは、08年藤川に並ぶ球団記録の11試合連続セーブを挙げ、両リーグトップの20セーブを記録した。

阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り

-先発青柳は先手を取られながら8回まで粘った

「いやいやめちゃくちゃデカいよ。嫌なエラーからなんか、あっという間に(先手を)取られて、次もソロホームランを打たれて、ちょっと、ガクッと来そうな感じのところをね。結果8回まで行ってくれたっていうのはすごく助かったし。そういう粘りっていうところにまた成長ももちろん感じるし。マルちゃん(マルテ)のホームランはあるけど、やっぱりヤギのピッチングというのが一番、勝利の貢献度は高いよね」

-楽天涌井が良かっただけに、打線は5回に貴重な1点目

「2アウトから、テル(佐藤輝)が走って、嘉男(糸井)のボテボテで、ラッキーと言えばラッキーやけど。でも、うちの野球やれているというところの1点かなと思うし。涌井はタイミングとか、間とか、そういう外すのもうまい。対戦が少ない中ではみんな打ちにくそうにはしていたけど。崩せたまではいってないけど、なんとか追い越せたというのは、あの1点はきっかけになっているよね」

-マルテのホームラン

「いやあ、見事やったね。球種は俺には分からん…フォークかカット系か分からんけど。若干浮いたかなっていうところの球だったと思うけど、それを仕留めてくれたっていうのはね。やっぱりホームランって一気に流れを持ってこられるんで。マルちゃんの状態もまた(前カードの)札幌あたりから、ちょっと良くなってきているんで。ホームランで一気に追い越せたっていうのは、ムードがこっちに来た一打で最高でした」

-昨日から指名打者での起用もいい方に

「それは俺にはちょっと分からないけど、体の疲れとかね。ジェリー(サンズ)、マルちゃんはずっと出てるから。そういうところで今日も移動ゲームやし。俺の中ではそういうふうに思いながら、DHのところはやっているんで。どうか分からないけど、ジェリーもファーストをしっかりやってくれるというところで。チーム全体としてはマルちゃんDHっていうのができるんで。まあ、明日はファーストを守ってもらおうとは思っているけど」

-スアレスが11試合連続セーブ

「いや~もうほんとにね。スアちゃん頼りというか。なんとかスアちゃんにつなぐということを俺自身も考えているし。逆に昨日みたいに3点ある方がスアちゃんにとっては難しい。今日も連投になったけど、完璧な投球をしてくれたんで、明日からも…。まあ、あんまりスアちゃんばっかりとはいかないんだけど、なんとか明日は打線が打ってくれるといいけどね」。

-糸原が帰ってきたのも攻撃面でプラス

「もちろんもちろん。しぶとい打者なんでねえ。ランナー置いても嫌やし、チャンスメークもできるし。拓夢(中野)が今、機能しているというところで言うと、あの打順(7番)かなというところであそこに入れたけど。どこ打たせても健斗(糸原)ははまると思うし。今日もベンチでも元気も、エラーもあったけど、すごく元気出してやってくれているんで。ムード的な部分もすごく大きい。帰って来てくれると、チームがまた一段と明るくなるというか、そういう感じでいいね」

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