楽天は18日からのオリックス3連戦で「がんばろう東北シリーズ」を開始した。東日本大震災からの復興を目指す東北に元気を発信する企画で、今年で10回目。本拠地楽天生命パークの外周には東北全227市町村の名前が入ったのぼりが並んだ。

宮城・東松島市で行われている鎮魂イベント「青い鯉のぼりプロジェクト」の一環として、実際に青いこいのぼり約200体が球場正面特設エリア、スマイルグリコパークなどを泳いだ。迫力ある光景に足を止め、写真に収める人も多く見られた。物産展「復興マルシェ」では福島・浪江町のなみえ焼きそばや山形市のどんどん焼きなど、各地の地場産品が数多く並んだ。

岩手・奥州市から訪れた千葉幸子さんは「復興マルシェを楽しみに来ました。東北が盛り上がっている感じはすごくいい」と楽しんでいた。球場内でも監督、コーチ、選手らが試合前練習で東北6県の全227市町村の名前が入ったTシャツを着用。試合前には宮城出身のフィギュアスケート選手の羽生結弦(26)、東京オリンピック(五輪)卓球日本代表の張本智和(17)からビデオメッセージが送られ「がんばろう東北」と記されたビッグフラッグもフィールドに広げられた。【相沢孔志】