日大(2部1位)が東洋大(1部6位)に競り勝ち、1部復帰に王手をかけた。

1点を先行されて迎えた2回、失策出塁の走者を置いて、7番打者の林拓馬外野手(2年=大垣日大)が2ランを放ち逆転した。

この1点差をエースの赤星優志投手(4年=日大鶴ケ丘)が守り切った。2部でMVPに輝いた右腕は140キロ後半の速球に、ツーシームを交え、打たせてとる投球。無四球完投。わずか102球で勝利を挙げた。「リーグ戦と変わらず、打たせてとる投球ができました」。

率いる片岡昭吾監督(43)は巨人片岡コーチの実兄で今春から母校の采配を振る。「バッテリー中心に守り切るウチの野球がしっかりできた。明日も初戦のつもりで、総力戦でいきます」と話した。

今季の入れ替え戦は3校が総当たりで戦い、2勝したチームを1部とする。日大が今日22日の立正大(1部7位)戦に勝てば、17年秋以来となる1部復帰が決まる。

▽東洋大・杉本泰彦監督(日大のエース赤星に牛耳られて1点差負け)「赤星君のツーシームは力があって動いている。外の球を打ち返そうとしたんですが。打たされている感じはあった。力不足です」