プロ初の4番に座った広島高卒3年目の林晃汰内野手(20)が、マルチ安打と存在感を示した。

新型コロナのワクチンを接種した影響で試合を欠場した鈴木誠に代わり、主軸を任された。6回先頭で田口の直球を中前に運び、1死一、三塁から西川の中犠飛で本塁へ生還。8回先頭でも左前打を放った。しかし3度の得点圏で凡退しただけに「3回ともチャンスで打てなかったので、ダメだと思います」と反省した。

球団の20歳では90年江藤以来、31年ぶりの4番でスタメン出場となった。林は「やることは変わりないので、気負いすぎずに入ろうとは思いました」と話した。打点こそ挙げられなかったが、8試合連続安打。マルチ安打は6試合連続と好調を維持。6月に限れば両リーグ最多の27安打を放っている。今後に向けては「チャンスで打ってかえせるような打者になりたい」と力を込めた。

広島ニュース一覧はこちら―>