“取り戻した”バットで、連勝を引き寄せた。ヤクルト青木宣親外野手(39)は、3回1死一塁で、中堅へ適時二塁打を放つと、6回1死満塁で、今度は左翼に2点適時二塁打。6月23日広島戦以来、自身7試合ぶりの適時打を記録するなど、2安打3打点で勝利に貢献した。

この日の武器はいつもと違った。自分のバットではなく、村上のバットを手に取って打席に立った。「ムネのバットってもともとは俺のバット。持っていたから、そのまま。一昨年まで使って、ちょっと使ってみた」と説明した。

青木自身も“村上バット”は神宮に置いてあるが、遠征中で手元になかった。気分を変えるため、主砲から借り、打撃を取り戻した。「グラム数は一緒だけど、形状が全然違う。狙いはあるけど、そこはあまり言いたくないかな」。2500安打を達成したバットマンらしく、試合に挑みながら納得する打撃を追求している。

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