「WHY? コールド?」。巨人原辰徳監督(62)が反撃ムードに水を差され、無念の雨天コールド負けを喫した。

1-4で迎えた7回、ウィーラーと松原の連打で無死二、三塁としたところで雨脚が強まり、中断。約25分間ほど経ち、雨は止み、巨人もベンチの手すりをタオルで拭き、試合再開をアピール。しかし、審判団がグラウンド状況を確認した上で、真鍋球審がコールドを告げた。その瞬間、宮本投手チーフコーチが「WHY?」と言わんばかりに両手を広げた。原監督も説明を求める形で真鍋球審に歩み寄り、言葉を交わしてベンチへ下がった。

雨天の甲子園に泣かされるのは今季2度目だ。4月6日の一戦で試合開始から雨が降り続き、4点ビハインドで7回を終えると、審判団が話し合って中断もなく“即終了”のコール。原監督はベンチを飛び出し、両手を大きく広げ、不満の表情を募らせて審判に詰め寄る一幕があった。デジャブのような試合展開で首位阪神の背中は3・5ゲーム差に広がった。