阪神2軍がサイン盗みを疑われ、一触即発の事態となる騒動があった。

1点を追う7回表2死満塁で、井上が中飛に倒れた直後だった。攻守交代の場面だったが、中日工藤2軍外野守備走塁コーチ、阪神中村2軍外野守備走塁コーチ、審判が厳しい表情で話し込む場面があった。不穏ムードの中、両軍監督、コーチ陣がホーム付近に集まると、中日仁村2軍監督が「お前らがやってんだろうが!」と叫んだ。阪神平田2軍監督が「何がや!」と応戦すると、仁村監督は「お前らが出しとんやろうが!」と激しい口調。中日側は阪神走者の動きを見て、サイン盗みの疑いを持ったとみられる。

仁村監督 紛らわしいことするからだろ!

平田監督 何をしてんねん?

仁村監督 ランナー動いてたら、やってるかやってないか分かるだろ!

平田監督 それはないよ!

仁村監督 絶対やってないって言うんだな!

平田監督 絶対やってないよ!

球場には両監督の激しい言い合いが響く中、審判団も仲裁に入り、約3分後に事態は収束。両軍首脳陣はベンチへ戻り、試合再開となった。阪神は6日の1軍ヤクルト戦(神宮)でも、サイン盗みを疑われ、一触即発の事態となっていた。