オリックスの新外国人右腕、グレン・スパークマン投手(29=ツインズ傘下3A)が18日、大阪市内の球団施設で入団会見に臨んだ。

13年ドラフト20巡目でロイヤルズから指名を受け、17年にメジャーデビュー。大リーグ通算4勝14敗、防御率5・99の成績で、オリックスでは先発として期待される。本人も「先発投手としての機会をくれたオリックスに感謝している」と大歓迎で、趣味の「庭作り」が投球にもプラスになっていることを明かした。

150キロ台の速球に加え、最大の武器は「大きく曲がるのと、少し小さめの曲がりの2種類を使い分けるようにしている」というスライダー。器用さが自慢で、米国では庭作りも楽しんできたという。「そこで子どもたちと遊んだり、学べることはたくさんある」。新天地では盆栽見学を計画している。

スパークマンは6月30日に来日し、待機期間を経てこの日から1軍練習に合流。5月末を最後に実戦から離れており、五輪による中断期間中のエキシビションマッチなどの登板で日本野球への慣れと実戦感覚を養う。25年ぶりの優勝へ、首位オリックスが万全の布陣を作り上げる。【堀まどか】

◆グレン・スパークマン 1992年5月11日、米国テキサス州生まれ。ワートン・カウンティ短大を経て13年にドラフト20巡目でロイヤルズから指名された。17年にブルージェイズでメジャーデビュー。18年からロイヤルズ、21年はツインズ傘下3Aに所属。変化球の持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。年俸は3500万円プラス出来高払い(金額は推定)で背番号は56。189センチ、97キロ。右投げ右打ち。

▽オリックス中嶋監督 まず見てみないと。日本の野球がどんなものかまだわかってないでしょうし、ぼくたちも判断するのに時間がかかる。何試合か投げてみないと。