阪神佐藤輝明内野手(22)が、球宴で得た金言で後半戦に向け、さらなる打撃向上を目指す。

甲子園で全体練習が行われ、炎天下、アルプススタンドを階段ダッシュし下半身を強化。球宴明け初の屋外フリー打撃では、40スイングで6本の柵越えを放った。

球宴では憧れのソフトバンク柳田から直接アドバイスをもらった。ソフトバンクの球団公式ツイッターの動画によれば、柳田から「(打球を)投手の手の方へ返すイメージで」と打撃練習中のアドバイスだった。佐藤輝は「球界を代表するすごい打者ですし、今日すぐにとかではないが、これからも参考にさせていただきながら練習していきたい」とギータ流も引き出しのひとつとして、活用していく。

ほかにも広島鈴木誠や多くの強打者からも学んだ。「内角もそうですし、変化球、真っすぐに対してのアプローチだったり、いろいろ試すことのできる、いい期間だと思うので、有効に過ごしたい」と、多くの課題に取り組む。球宴で獲得した賞金200万円には「とりあえずは、ためておきます」と話していたが、お金では買えない貴重な先輩たちのアドバイスを財産とする。【石橋隆雄】