「日本一」を決める大会が開幕、関東連盟から12チーム(全32チーム)が参加して1回戦が行われた。今年は東京オリンピック開催もあって、初めて宮県を中心に東方の地で行われた。仙台市民球場では、佐倉が先発西崎桔平の好投もあって、札幌大谷(北海道)を8-1で6回コールド勝ちした。

◇    ◇    ◇

落ち着いた試合運びで佐倉が初戦を6回コールドで勝ち上がった。

「今一番調子がいい」(松井進監督)という、西崎桔平(3年)が先発。立ち上がりの1死満塁のピンチを切り抜け、6回を1失点の好投を見せた。打線は1回に石塚裕惺(3年)の適時打で先制後、毎回のようにチャンスを作って小刻みに加点した。最後は6回に1点を挙げて7-1とし、なおも1死満塁で石神哉多(3年)の適時打で7点差となる8点目を入れてコールド勝ちとなった。

松井監督は「1点しか取られなかった西崎が上出来でした」とほめ、西崎は「初戦の先発を任されたのでチームに勢いをつけようと思った。ストレートが高めに行っていたので捕手と話して変化球を中心に投げました」と振り返った。2安打で貢献した白石楓真主将(3年)は「昨日はみんな緊張していたけど、勝ってほぐれると思います。今日はチャンスをものにできたのがよかった」と笑顔を見せた。

 

▽1回戦(関東連盟所属チーム関連)

佐倉8-1札幌大谷

神戸中央7-2浜松南

稲城10-3福山中央

青森山田3-2青葉緑東

東練馬8-2宝塚

武蔵府中8-1伊予三島

秋田北6-3佐野

熊本東7-0上尾

江戸川中央3-2札幌新琴似

尼崎西6-4海老名

水戸7-0大分東

白山4-1横浜東金沢