「日本一」を決める大会が開幕、関東連盟から12チーム(全32チーム)が参加して1回戦が行われた。今年は東京オリンピック開催もあって、初めて宮県を中心に東方の地で行われた。5年ぶりの出場の上尾は相手熊本東(九州)の投手を打ちあぐみ、0-7で6回コールド負けを喫した。

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上尾が4安打散発に抑えられ、0-7で熊本東に敗れた。

「あれだけ丁寧に投げられるとだめですね。変化球のコントロールが良くて」と、溝口勝久監督は相手の松野雄太郎投手に脱帽。「狙い球は絞っていたんですけど、コントロールがよく、打てませんでした」と、伊與田恭佑主将(3年)も肩を落とした。3回に3被安打に3四球が絡んで4失点。攻撃で焦りが出たかもしれない。「ここ(日本選手権)までこれたのが奇跡ですよ。秋は関東大会にも出られなかったチーム。試合をやってみないと分からない不思議な子たちでした。1回ぐらいは勝ちたかったですけど」と溝口監督。伊與田主将は「秋は初戦で負けたチームがここまで来ていい思い出になった。自分の打席(4番で2打数無安打)には悔いはありませんが、チームを勝たせられなかったのは悔いがあります」と目を赤くしていた。

 

▽1回戦(関東連盟所属チーム関連)

佐倉8-1札幌大谷

神戸中央7-2浜松南

稲城10-3福山中央

青森山田3-2青葉緑東

東練馬8-2宝塚

武蔵府中8-1伊予三島

秋田北6-3佐野

熊本東7-0上尾

江戸川中央3-2札幌新琴似

尼崎西6-4海老名

水戸7-0大分東

白山4-1横浜東金沢