東練馬が2015年以来のベスト4進出を決めた。初回、守備の乱れで熊本東に1点を先制されたが、2回に5番栗橋海斗(3年)の内野安打を足場に2点を入れて逆転。3、4回にも1点ずつを加えた。

先発佐藤立羽(りゅう、3年)がストレートで押して4回1失点で試合を作った。6回には先頭の1番斎藤温(はる、3年)が右翼越えに三塁打を放って決定的な1点を追加。相手反撃をしのいで5-3で勝ちあがった。

佐藤は準優勝した春の全国選抜大会では背番号1を背負っていた。今回は18番を背負い「エースの(宮本)恭佑のほかにもすごい投手がいるというところを見せたいので、気持ちが入りました。まっすぐが走っていたので、自信を持って投げた」と182センチ、95キロの巨体からストレートを投げ込んだ。

徳元敏監督は「相手もここまで上がってくるチームなので楽ではないと思いました。佐藤が試合を作ってくれた」といい、目標の日本一に向け「今まで通り、みんなで泥臭くやっていく。選手を信じるしかない」と話した。