通算2000安打を達成した西武栗山巧外野手が、まさかの「家」をプロデュースした。

西武は10日、西武建設と共同で企画型住宅「西武ハウス 栗山巧の家」を5棟限定で受け付け開始したと発表した。建築本体価格は税込み2695万円。最初の成約者には栗山が自宅を訪問する特典が付く。

現役選手がプロデュースした企画型住宅はプロスポーツ界では極めて異例。「栗山巧の家」は“戦い続ける人のくつろぐ家”をコンセプトにつくられた。

外壁には栗山の地元・神戸市のレンガ倉庫をモチーフとしたレンガ風タイルを使用し、2000安打までの「積み重ねる」を表現。高さ約2000ミリの位置だけタイルの色を変えるなど、細部までこだわりが詰まっている。玄関には栗山の写真や直筆メッセージを設置。戦いに向かう1歩を後押しするスパイクの足形を設置し、1日の始まりにエールを送る。

栗山は「家というのは皆さんの生活にとっても非常に大事な場所だと思っています。いいコンディションで戦い続けるために僕がこだわっていることをお伝えし、その話をもとに西武建設の匠(たくみ)の皆さんが、すてきな家に仕上げてくださいました。一生に1度の買い物であると思いますが、私にとっても『栗山巧の家』は思い入れがありますし、これからも活躍し続けなければならないなと非常に気合が入っています。ご購入いただいた方のご自宅にぜひ遊びにいきたいと思いますので、その日が来ることを楽しみにしています」とコメントした。