ファームの連勝記録を更新中の阪神は広島に逆転勝利し、18連勝とした。

平田勝男2軍監督(62)は「選手たちには頭が下がる」とたたえた。2軍調整中の佐藤輝明内野手(22)は4打数無安打だった。平田監督は「4番右翼」で使い続けるとした上で、「佐藤輝が(2軍に)落ちてくる時に矢野監督と話はした。特守や特打で、体力も含めて強化させる。とにかく振らせて、守備ももっともっとうまくさせる」と復活への青写真を描いた。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇   

--18連勝

ほんとにね、選手には頭が下がるな。まあ先発、昨日(西純)といい今日といい、村上がゲームをつくって、5回無死満塁のピンチを切り抜けて、ピンチの後にチャンスありという言葉がほんとに、流れというか、あそこで村上が0アウトから頑張ったというところで、フォアボールから5点だもん。そういう流れというか野球の怖さを感じさせるゲームだったよね。

--村上はソロを2本被弾

うん、5点取った後の、1本目の中村奨はしょうがない。2本目の宇草のホームラン、5点取った後に(6回の)トップバッター。これからの彼が1軍を目指すピッチャーとしてあそこは3人でなんとか、しっかり抑えるところを意識。もっとレベルを上げていかないとね。相手も3回り目でしょ、ちょうど慣れてくるころなんで。

--栄枝が逆転の適時打

栄枝はね、相変わらずだ。連勝中は栄枝、長坂というキャッチャーがやっぱりピッチャーを引っ張っていって、リリーフの尾仲、アルカンタラ、石井大と0点でしょ。リリーフ陣もすごい競争だもん。アルカンタラもね、今日も先頭バッターに打たれたけど。そのあと、うまく栄枝がリードしてたと思う。打つ方でもね、栄枝の逆転の左中間ね。最低、犠牲フライ。3ボールから、あそこで思い切って振れるというところがさ、栄枝の思い切りの良さだね。あそこで、ちょっと迷ったりしてないねん。

--北條にも1発が出た

北條はバッティングようなってるな。状態はいい。そういったところで、また1軍が、まだ北條、絶対に必要とされるんで。他の選手も含めて。

--(自ら)

佐藤輝やろ、昨日ヒット打って、そうは(うまく)いかん。今日はもう、早出で守備もやってる、(昨日は試合)終わって特打もやってる。そういったところで、ただファームでゲーム出るっていうだけじゃなくて、いろんな守備も、打つ方も、朝からの特守や特打で、体力も含めて強化ということは、矢野監督や井上ヘッドとはしっかり話できてるんで、この辺も含めて強化をしていきますよ。

--早出の練習は志願というよりはメニュー

志願じゃないんじゃない? それは1軍のコーチからもそういう話もあったし、しっかり輝が落ちてくる時に矢野監督と話をして、こっちにも来てるんで、それは矢野監督、井上ヘッドから報告きてるんで、とにかく振らせて、体力つける、守備ももっともっとうまくさせるというところが目的なんで。

--(自ら)

また甲子園でやれるってのがいいや。また今日もお客さん入ってくれて。あれ(制限)があるかもしれないけど来られる範囲で来ていただきたいね。こうやってファームの選手たちが上を目指してやっているところをファンの人たちに数多く見てもらえたらうれしいな。

--先発は

(14日が)二保。2つ目が中田賢一。3つ目が晋太郎(藤浪)かな。

--佐藤輝は今後も「4番右翼」

もちろんもちろん。