ソフトバンクはエース千賀が8回に決勝点を許し、首位ロッテに敗戦。今季最大のゲーム差7・5まで広げられ、再び自力優勝の可能性が消えた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-千賀が8回に打たれた

工藤監督 それまではナイスピッチングですよ。中5日という中で、気力も体力もしっかり作った上で、今日のゲームに挑んでいるしね。今日は負けられないという思いで、ずっと投げ続けて、その上で取られる点数というのはね。ぼくの中では納得した点数です。

-8回のマウンドを託した

工藤監督 本人も、まだ100球ちょっとだったので、問題なく行けるということでしたし、8回まで行ってもらおうと思っていました。

-序盤は申し分ない投球

工藤監督 と、思いますよ。自分のね、気持ちを込めたボールをしっかり投げるんだという意思も感じたし。何としてでも、0で抑えるという意思も感じたし。相手も必死に来るので、打たれることはある。ただ、そういう思いで投げていることはベンチで見ていてもすごく感じた。3点ということで、最終的に負け投手にはなりましたけど、彼の投球はナイスピッチングだと思います。

-初回は先制のあと、満塁を生かせず

工藤監督 チャンスでもう1本というところになれば、いつも言ってますけど出れば苦労はない。今日のロメロ投手にしても、打者がなかなかタイミングが取りにくかったりというのがあって、それはわかっていることだと思うし。打撃コーチも選手に話して早め早めにタイミングを取るようにという話はしてましたけど。なかなか対応ができない。なかなか打ち崩すというところまではいかなかったですね。

-デスパイネが不調

工藤監督 心配というかね、そういうのは常日頃選手と打撃コーチが話をしたり、気持ちの整理というか心の整理というかね。しっかり整理して入っているのかな、と言うところはちょっとあったり。でも見るところは見られていたりするので。すべてがすべて悪いとは思わないですけど、ちょっと強引に行ってしまったり。彼くらいになると、ここで1本本塁打が出れば雰囲気が変わるとか。そういう思いもある中で打席に入っていると思うので。まあ三振も振っていた中での三振という風に見ているので。なんとかね、気持ちのいい本塁打が出れば乗っていけるのかなと思うところもあるし。まあ打撃コーチがどういう風に思っているかというところもあると思うので。ただまあ、ぼくが話していると、いつもと同じように陽気に話している。落ち込んでいる感じはないので。また明日、しっかりやってくれればと思います。

-大事な3連戦の初戦を落とした

工藤監督 それは、そういうところは、ぼくらは勝ちに向かってやっているんですけど、選手には勝敗はもうベンチの責任と。選手たちは自分の今持っている力を100パーセント出して、その上で最後はどうだったのかという結果だけであって。選手には思い切ってね、ぶつかっていってほしいし。負けたというところもありますけど、何か燃えるものをしっかり持ってね、また明日挑んでほしいと思いますし。ぼくもいろんな経験をしてね、そういう中でも勝てたこともあるし、勝てなかったシーズンもあるし。じゃあこのゲーム差がね、もう優勝に届かないかといえば、ぼくは全然そんなことない、まだまだと思っていますし。明日、明後日の試合をしっかり戦えば、まだまだね、全然逆転のチャンスもあるんじゃないかなという風に思っているので。あとはみんなで一丸になってしっかり戦って。ファンのみなさんも応援に来てくれているのでね。これからがホークスの本当の戦いだと。そういう戦いをファンのみなさんに見ていただけるように、明日からしっかり戦っていきたいと思います。