ENEOSの小豆沢誠二塁手(26=上武大)が中越えに、決勝の適時二塁打を放った。

1-1の同点で迎えた6回1死一、二塁。カウント0-1から、思い切りよく高めの直球を振り抜いた。公式戦で全く結果が出せない日々が続く中でのスタメン起用。小豆沢は「この予選も駄目なら(スタメン落ちもある)と覚悟を決めて打席に立ちました」と心境を話した。

途中何度もグラウンド整備が入るなど、強い雨が降る試合だったが「ENEOSの選手は今日のような日を想定して、もっとザーザー降りの中で練習しています。今日くらいの雨では室内練習場は使いません。日頃の成果が出せて良かったです」と雨の中、集中力を切らさなかった理由を話した。雨の中でも終始声を出し、チームを鼓舞し続けた。

15日に三菱重工Eastと対戦、勝利すると本大会出場が決定する。次戦に向けて小豆沢は「どんな試合内容になろうが負けられない。最後まで攻めの姿勢を勝ち抜きたいです」と力強く話した。