新潟医療福祉大の両左腕、桐敷拓馬投手(4年=埼玉・本庄東)と佐藤琢磨投手(同=新潟青陵)がプロ志望届を提出。13日に全日本大学野球連盟のHPで公表された。桐敷は最速150キロの速球が武器の奪三振マシン。佐藤も183センチの恵まれた体から148キロの直球を投げ込む。2人は10月11日のドラフト会議の指名を待つ。

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遅咲きの佐藤が「大輪の花」を咲かす。「小さいころから1番の目標はプロだった」という夢をかなえるドラフトを静かに待つ。183センチの長身から投げ下ろす直球の最速は148キロもリーグ戦デビューは3年秋。念願の1勝は今春の作新学院大戦(5月24日)だった。

プロ入りの目標は1度もブレなかった。新潟青陵高3年夏は1回戦止まりだったが、「歴史は浅いがプロを輩出(中日笠原祥太郎投手=16年ドラフト4位)している」と新潟医療福祉大に進学した。18年ドラフトで漆原投手がオリックスから育成1位指名され「夢は身近なもの」と意を強くしていた。

頭角を現すのは遅れても「大きな目標への過程の目標を作った」と体力アップ、球速アップに努めた。体重は15キロ増の85キロ。球速も10キロ以上アップした。「直球の質を高め、三振を奪える投手になりたい」と成長への意欲を見せる。

◆佐藤琢磨(さとう・たくま)2000年(平12)3月18日、新潟市生まれ。野球を始めたのは下山小2年から。下山中までポニーリーグ所属。新潟青陵高では1年秋から背番号1。3年夏は1回戦で敗退。左投げ左打ち。183センチ、85キロ。血液型A。

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