立大・沖政宗投手(1年=磐城)が神宮デビューを果たした。13-6の7回に4番手で登板。外野フライ3つで抑えると、8回も続投。1死から連打を浴びたが、後続を断ち、2回2安打無失点で終えた。「先輩方がたくさん点を取っていただいた。四球だけ出さないよう(捕手の)黒岩さんに全てを任せて、腕を振って投げました」と無四球で0点に抑え、ホッとした様子だった。

高校時代、21世紀枠で20年のセンバツに選ばれた。コロナ禍で大会中止となったが、昨夏の甲子園交流試合に出場。国士舘に敗れはしたが、9安打4失点と完投した。「指導者の方々からも連絡をいただき、『頑張れよ』と言われています。まだ大学野球のレベルには達していないので、成長できるよう勉強したい」と福島からのエールも背に、6大学野球で腕を振る。

この日は、同じく昨夏の甲子園交流試合に出場した戸丸秦吾捕手(4年=高崎健康福祉大高崎)も9回の1イニング、マスクをかぶり、神宮デビューした。溝口智成監督(53)は「戸丸も、沖も、経験を生かして成長していって欲しい」と期待していた。