九州アジアリーグ、火の国サラマンダーズ(熊本)の最速155キロの本格派左腕、石森大誠投手(23)は、中日が3位指名し交渉権を獲得した。

5月のソフトバンク3軍戦で自己最速をマーク。9月26日に終了したリーグ戦では、登板した36試合全て救援で2勝1敗19セーブ。36回1/3を投げて防御率1・73、63奪三振の好成績を残した。

東北公益文科大時代にもプロ志望届を提出したが、当時は「制球難が課題だった」と、調査書も届かず指名漏れ。それでも、社会人の熊本ゴールデンラークスをへて、同チームを母体に創設された1年目の新球団「火の国サラマンダーズ」で再起を期した。月給15万円ほどというチーム事情の中、情熱を持ち続けて力を高めた。

「真っすぐが魅力」という楽天則本昂が目標。NPB入りに向けて「オープン戦からアピールし即戦力として1軍で投げるのが目標」と夢を描く。