西武のリリーフ陣が、劇的なサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

先発の渡辺勇太朗投手(21)が自己ワーストの6四球と自滅し、自己最短の2回1/3を2失点で降板。3回1死一塁から登板した2番手の田村伊知郎投手(27)が1回2/3を無失点で流れを変え、5、6回は公文克彦投手(29)、7回は増田達至投手(33)、8回はリード・ギャレット投手(28)と武隈祥太投手(31)で封じ、9回は平良海馬投手(21)が無失点に抑えた。

辻発彦監督(62)は「中継ぎ陣が非常に頑張って、試合を作ってくれたのが一番大きいと思います」と評価。残り10試合に向け「もちろん勝ちにこだわって、やっぱり試合を見に来ているファンがいる限り、ちゃんとした必死な姿を見せなきゃいけないです。熱くなるような試合ができればいいです」と力を込めた。