巨人が阪神に敗れ、3連覇の可能性が完全消滅した。2回、先発のメルセデスが、2死満塁から阪神近本に2点適時打を浴びるなど、5回途中7安打2失点で降板した。

打線は、チャンスをことごとく生かせなかった。6回先頭、松原の26試合連続安打となる右前打からチャンスを作ると、2死一、二塁から、丸が右中間へ適時二塁打で1点差に詰め寄った。だが、亀井が死球の後、2死満塁と一打逆転のチャンスも大城が空振り三振に倒れた。7回にも代打ウィーラーの左前打と、阪神佐藤輝の失策で2死一、二塁のチャンスを作ったが、坂本が遊ゴロに打ち取られた。8回は、昇格したばかりの中田が左前打を放つなど、阪神2番手岩崎を追い詰めたが、8回2死満塁から登板した守護神スアレスにウィーラーが遊ゴロに打ち取られた。9回もスアレスに3者凡退に抑えられた。

今季ワーストの7連敗で、14年ぶりに阪神相手に負け越しが決定。この日、ヤクルトは中日に敗れたものの、3連覇の可能性はなくなった。