西武松坂大輔投手(41)が「引退試合」として、19日の日本ハム戦(メットライフドーム)で先発する。

13日、辻発彦監督(62)が「引退試合ということで18番の背番号のユニホーム着てマウンド上がります。先発でいくと思います」と明言した。すでに練習を再開しており、状態次第で球数等は決めていくという。「150キロは全然無理だと思うけど、投げられるように頑張ってますよ」と平成の怪物が23年間のプロ生活にピリオドを打つ。

松坂は昨季15年ぶりに古巣復帰を果たすも、昨年7月に受けた「脊椎内視鏡頸椎(けいつい)手術」の影響などで登板ゼロ。手のしびれを訴えるなど、心身ともにコンディション不良に見舞われていた。「今年もマウンドに上げて投げさせたかったというのが本音。最後だけはそういう形でファンの皆さんの前で、姿を見せられることは非常に良かった」と、親心とともに送り出す。