1年目の阪神佐藤蓮投手(23)が21日、西宮市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、60万円ダウンの940万円(推定)でサインした。今季は16試合に登板して3勝1敗、防御率5・71。今春は佐藤輝、中野、伊藤将ら同期のルーキーたちとともに1軍の沖縄キャンプに参加したが、シーズンで1軍デビューを果たすことは出来なかった。

佐藤蓮は悔しさをにじませつつ「1軍では投げられなかったけど、自分の中では、やってきていることは間違ってないなと感じている」と前向きに語った。

力のある直球が持ち味の右腕は、来季目標の数字を問われて「160キロ投げたい」と宣言。今季は最速155キロを計測し、大台も「全然投げられる数字だと思う。これからの取り組みが大事かなと思います」と意気込んだ。

上武大で1学年下だったブライト健太外野手(22)が中日に1位指名されたことも大きな刺激。「かわいがっていたというか仲が良かった後輩。もちろん、ブライトが1位指名されたことはうれしいですけど、でも同じリーグなので対戦する機会は少なからずあると思う。負けたくない気持ちもある」と話した。