逆転に次ぐ逆転の末、ヤクルトが“本拠地”東京ドームで勝利した。「SMBC日本シリーズ2021」第3戦は1点を追う7回2死一塁、ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(29)が、右翼スタンドへ逆転2ランをたき込んだ。

先発の小川泰弘投手(31)が6回3失点(自責2)。オリックス主砲の杉本に2ランを浴びるなど悔しいマウンドとなったが、打線が奮起。これで対戦成績を2勝1敗とした。

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<3>戦は3回にオリックスが先制し、その後はヤクルト→オリックス→ヤクルトと逆転3度の4転試合。シリーズで逆転3度以上のシーソーゲームを制したのは18年<5>戦ソフトバンク(逆転3度)以来で、ヤクルトは西武と対戦した92年<6>戦(逆転5度)に次いで2度目だ。1勝1敗で迎えたシリーズは今回で34度目だが、過去33度は先に2勝したチームが26度優勝し、V確率は79%。84年以降に限れば18度のうち08年巨人を除いた17度優勝しており、ヤクルトが有利になった。