ベテランの快投で、ヤクルトが日本一へ王手をかけた。「SMBC日本シリーズ2021」第4戦は、石川雅規投手(41)が6回3安打1失点(自責0)の好投。プロ20年目での日本シリーズ初勝利は、50年の毎日若林以来、実に71年ぶりの40代投手勝利となった。3勝1敗とした高津監督は25日が53歳の誕生日。特別な日に、ホームで日本一を決める。

▼ヤクルトが3連勝で王手をかけた。ヤクルト勝利投手の今季公式戦勝利数は<2>戦高橋が4勝、<3>戦石山が0勝、<4>戦石川が4勝。公式戦5勝未満の投手で3連勝はシリーズ史上初めてだ。

シリーズで2勝1敗から王手をかけたのは18年ソフトバンク以来25度目。過去24度のうち55年南海を除いた23度優勝しており、V確率96%。ヤクルトが2勝1敗から王手は93、97、01年と過去3度すべて日本一になっている。なお、シリーズでセ・リーグチームが3勝は13年巨人以来で、3連勝以上は07年<2>~<5>戦で4連勝した中日以来。