阪神村上頌樹投手(23)が25日、兵庫・西宮市内の球団施設で契約更改に臨み、30万円増の年俸750万円でサインした。

「やっぱり1軍で活躍して、なんぼの世界なんで。1軍で全然結果を残せなかったことは一番悔しいシーズンになりました」。ドラフト5位で入団した今年は1軍で2試合に先発してともに5失点ずつ、3回以内に降板し0勝1敗。リーグ戦終盤の10月中旬には中継ぎ要員として再昇格し、登板はなかった。ただ、2軍では10勝1敗、防御率2・23、勝率9割9厘で「投手3冠」に輝いた。

智弁学園、東洋大と名門で活躍を続けてきた右腕も、1軍の舞台には苦しんだ。「少し緊張していた部分はあったんですけど、あとはやったるぞ、という気持ちが逆に空回りしたというか、もっと平常心でやっていかないといけないんだなと思いました」。経験を糧にして、来季は初白星から先発ローテーション入りを目指す。

今年ドラフト4位で指名された前川は智弁学園の後輩にあたる。「面識は全然ないですけど、高校の監督さんから、頼むよ、と言われたので、阪神の野手の方はいい方ばかりなので、すぐなじんでくれると思います」と先輩の顔をのぞかせた。(金額は推定)

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧