崖っぷちのオリックスが執念の1勝を挙げた。「SMBC日本シリーズ2021」の第5戦で、9回に代打アダム・ジョーンズ外野手(36)が決勝ソロを放った。対戦成績を2勝3敗とし、27日の第6戦はほっともっと神戸で開催。96年日本一の舞台で、ミラクルを起こす。

▼オリックスが逆転で2勝目。<1>戦は9回に吉田正がサヨナラ安打で、この日は9回にジョーンズが勝ち越し本塁打。延長イニングを含め最終回に決勝点を挙げて2勝は16年日本ハム(<3>戦、<5>戦)以来で、オリックスは初めてだ。この日は6点のうち5点を6回以降に記録。今シリーズのオリックスは前半5回まで2点に対し、6回以降に13点をマークしている。シリーズで1勝3敗から2勝目は17年DeNA以来18度目。過去17度のうち優勝は4度しかなく、V確率は24%。オリックスは阪急時代に4度あってすべてV逸だったが、今年はどうか。