ホンダ熊本(大津町)がサヨナラ勝ちでセガサミー(東京都)を下し、19年ぶりの決勝進出を果たした。

練習の成果が出た。0-0で迎えた5回1死三塁。9番の中島準矢外野手(24=筑波大)はスクイズ失敗の後、内野ゴロの間に走者をホームに迎え入れ、先制した。

都市対抗に向け、チームはバント練習を重点的に行ってきた。11月に行われた強化練習では4時間も取り組んだ。同時に、犠打を失敗した後の練習も欠かさなかった。川嶋克弥主将(31=明大)は「内野ゴロを打つ練習もやってきました。中島はバントがうまい選手です。ミスの後に切り替えて、いい仕事をやってくれました」とたたえた。

歴史を塗り替える。これまでの最高成績は02年の準優勝。それ以来の決勝戦に川嶋主将は「先輩方を超えるチャンスがきた。挑戦者として向かっていきます。しっかり準備をして挑みたいです」と力強く話した。