オリックス安達了一内野手が今季からバットにグリップテープを巻くことを明かした。まさに“滑らない話”だ。

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日頃、ゴルフのショットを打つ度に「ゴルフのグリップは滑らないし、握りやすいと思っていました」と話すように、メジャー大会のマスターズに優勝したプロゴルファー・松山英樹らが使用するイオミック社のテープを新導入した。

きっかけは主砲・吉田正の右手首骨折だった。昨季CSファイナルで吉田正は骨折が完治せぬまま試合に臨んだ。その際に手首への負担を考慮し、イオミック社のグリップテープを使用。安達は「正尚がたくさん持ってきていたので、使ってみようと。感触が良かったので、今年から使おうと思いました」と説明。当初は0・5ミリの厚さだったが、SSK社との共同開発で0・3ミリまで薄くなった。

宮崎キャンプから使用しており「ちょっとだけ太く感じますけど、全然問題はないです。滑らないので、すごく良い」と満足そう。「ゴルフと違って、野球だと擦れて(打撃手袋が)すぐボロボロになる。グリップテープを巻くと強度があって良い」と道具にも好影響がある様子。安達が滑らないテープでヒットを量産し、世界を制した松山に負けじと、パ・リーグ連覇を狙う。【真柴健】