日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は18日、声を出す応援について、即座の復活は難しいという見解を示した。

開幕以来、各球団で新型コロナウイルス陽性者の事例が出ているが、これまでのところ、観客の感染報告はないという。ただ、それでも応援については「しばらくは今の状況と思っている」と、当面は声を出さないよう求めていく考えだ。

その理由として「声のあるなしは、政府の政策の範囲でこちらも対応している。去年は、大声を出すイベントにジャンルわけされたが、それが大声を出すイベントではないと変更になったので今に至っている。そのあたりをにらみながらやっていかなければいけない」と話した。

1プレーに歓声が起きても大声を上げるイベントにはならないが「常に外野席の応援団が攻撃中に声を出すと、大声を出すイベントになる。そうなると観客上限が50%になる」と補足した。

「12球団の共通認識は、まずは100%、人数制限のない状況を維持するというところ」と強調。政府方針が変更にならない限りは「今の状況を続けざるを得ないと思っている」と話した。