神奈川工大が、クセ球を操るサイド右腕・工藤佑太投手(4年=鶴岡東)の好投で勝利し、5連勝を飾った。

ナチュラルにシュートするクセのある直球に、スライダーを組み合わせ、9回を8安打2失点。工藤は2試合連続の完投勝利を「直球、スライダーがキレていたなと。登板日に合わせての準備がしっかり出来ました」と喜んだ。

与四球は1つ。安定した制球力には、“縛り過ぎない考え方”が影響していた。「投手はストライクゾーンを9分割にして考えている人が多いと思います。自分は『真ん中から内』、『真ん中から外』の2つだけです。コースを攻めようとしすぎないことが逆にいいんだと思います」と、丁寧に説明した。

目標はプロの世界で投げること。山形・新庄シニア時代から始めたサイドスローとクセ球を武器に、高みを目指す。