立大が東大に連勝し、勝ち点2とした。

前日の東大戦に2番手で登板し、リーグ戦初勝利を挙げた沖政宗投手(2年=磐城)が初先発した。毎回、走者を背負いながらも粘り強く投げ、6回0/3を被安打3の3四球、2失点と試合をつくり2勝目。2日連続で白星を挙げた。5回から右足をつっていたが「1人1人の積み重ねと思っていた。四球が多くて、自分らしくない、打者が攻撃しづらい形をつくってしまったことが反省点です」と話した。

打線は、初回に押し出し四球で1点を先制。2回1死一、三塁、宮崎仁斗外野手(4年=大阪桐蔭)の中前打で1点を追加した。

7回には、2死三塁で今秋ドラフト候補の山田健太内野手(4年=大阪桐蔭)が右中間へ適時二塁打を放ち1点を追加。4番の山田は今春、相手から厳しいマークを受けており11四死球。やっと今春2打点目を挙げ「自分が打つという強い気持ちを持って臨んだ。結果的にはその1点で勝つことができてよかった」と話した。

一方で、打線は9四球を選びながら6安打で3点となかなかつながらなかった。溝口智成監督(54)は「全くダメです。拙攻続きで、課題の残る試合だった。今までやってきていることを体現できていない」と厳しい口調だった。

▽東大・井手峻監督(7回に1点差まで詰め寄るも届かず、2分けはさみ7連敗) あと一歩実力をつけないと勝ち越しは難しい。でも投手、打者とも少しずつ力をつけてきた。まだ成長していると思う。