プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は9日、理事会・実行委員会を行い、現役ドラフトの草案について議論した。NPB井原敦事務局長は「6月の実行委員会でさらに話を詰めて、草案を選手会に示して意見をもらい、議論を積み重ねる。早ければ今年、実施するスケジュール感で進めていく」と説明。プロ野球選手会は、7月の選手会総会までに案を示すよう求めている。

審判のあり方についても議論された。4月24日のオリックス-ロッテ戦で、白井一行球審がロッテ佐々木朗希投手(20)に詰め寄ったことが物議を醸した。事態を受け、5月2日に審判員による全体ミーティングが開かれ、審判員の行動規範を記した公認野球規則の「審判員に対する一般指示」が確認された。経緯を報告した井原事務局長は「世間を騒がせた案件が起きないよう、一般論としての審判のあり方をどう考えるべきか。正しい試合運営ができるよう確認した」と話した。