巨人の岡本和真内野手(25)が3、4月の大樹生命月間MVP賞のセ・リーグ打者部門を受賞した。13日、日本野球機構(NPB)が発表した。プロ入り8年目で初受賞となった。

リーグトップの10本塁打、25打点の2冠を記録。両リーグを通じて20勝に一番乗りしたチームに貢献した。4月26日のDeNA戦から4試合連続で本塁打を放ち、5年連続となる2ケタ本塁打を両リーグ最速で達成したことなども評価された。

受賞の感想を聞かれ「昨年はなかなか1本目が出なかったので、今年は3試合目に1号が出て素直にうれしかった」と述べた。昨年、1号が出たのは開幕15試合目だった。

初受賞に「丸さんや坂本さんとも表彰は難しいと話したことがある。自分が打ってもそれ以上に打つ人がいる。1回取れると思ったこともあったが、それ以上にその月、打った人がいた」と語った。「縁がない」と思っていたところに「一番僕が打たない3、4月に取れるとは思っていなかった」と笑った。

本塁打、打点の2冠王を2年連続で獲得。今年3年連続となれば王貞治、野村克也に続く史上3人目となる。本塁打、打点へのこだわりについて「そこが僕の与えられた役割だと思うので、それをしっかりチームのためにやっていきたい」と謙虚に述べた。

巨人での受賞は19年3、4月の坂本勇人内野手以来となった。