BC新潟は神奈川に3-7で敗れた。先発の田村颯瀬投手(20)が3回に6失点。序盤に背負った大きなビハインドを挽回できなかった。藤原大智右翼手(22)が5打数4安打と大当たりしたが、勝利に結びつかなかった。「チームが勝つためにできることは出塁」と1番打者の役目を果たしたものの、本塁を踏むことはなかった。

チームが放った安打は神奈川と同じ11安打。うち4本は藤原のバットから生まれた。初回の遊撃への内野安打は50メートル走5秒8の俊足を飛ばし奪った。普通の遊ゴロを安打に変えた。「プレースタイルは内野ゴロでも全力疾走」という。4安打中2本が内野安打だった。同じチーム安打数での完敗に橋上秀樹監督(56)は「1、2番の出塁を生かせないクリーンアップは機能していない。何らかのテコ入れが必要」と話した。