日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(40)が29日、大阪・吹田市内の万博記念公園で国連WFP(世界食糧計画)協会が開催したチャリティーイベント「ウォーク・ザ・ワールド大阪」にゲスト参加した。

同イベントは途上国の子供たちの飢餓をなくすことを目的に、05年から横浜でスタート。16年から始まった大阪開催は今年で3年ぶり5回目となった。参加費の一部は国連WFPの「学校給食支援」に寄付される。

鳥谷氏は15年発足の一般社団法人「レッドバード」でも理事を務めており、アジアの恵まれない地域の子供たちに靴を届ける活動を継続してきた。

今回は飢餓問題について「何か力になれたら」と参加を決意。「実際にそういうことが起きていると知ってもらうことがスタート」と力を込めた。【佐井陽介】

 

◆鳥谷氏の一問一答

-イベント参加のきっかけは

「靴を届けるために東南アジアに行った時、学校に行くよりもメインとして働いている子供たちがいた。持ち帰りもできる給食があると、親が学校に行かせてくれるという話も聞く。自分も何か力になれたらと思って参加しました」

-日本にいると、飢餓を感じる機会は少ない

「おいしいものを食べられれば気持ちは満たされる。逆に食べられないと、人に優しくできなくなることもある。心の面でも、食べるということはかなり重要。自分が参加することで、これまで飢餓問題に意識がなかった人たちが家に帰って友達だったり周りに話してくれれば。実際にそういうことが起きている、ということを知ってもらうことがスタートになる」

-自身の活動は今後も継続していく

「今はコロナの影響で、海外に行くことがかなり厳しくなっている。衛生的に靴がどうなのか、という部分もある。靴は今まで送り続けているところにずっと持っていってもらったりしている。一方で、また自分たちが行けるようになった時のことを考えて、文房具を集め始めています。靴はかさばるので1回に持って行ける量が限られてしまう。文房具は新品でかさばらない。1回で持って行ける量が多くなるので」

-文房具はどのような形で集めているのか

「廃校になった学校で使わなかったものとか、そもそも靴を送ることに賛同してくれていた人たちから家に余っているものをいただいたりしています。継続して活動できる方法を一生懸命探っているところです」

-子供たちを支援したい、という気持ちが強い

「もちろん、苦しんでいる人は子供だけではない。ただ、子供のうちに得た経験だったり、人からもらった優しさというものは、大人になった時に必ず返していくもの。看護師さんに助けてもらった子供が、看護師さんを目指すようになったり。そういう風な形で、どんどん広がっていけばといいかなと思っています」