プロ野球選手会の森忠仁事務局長は2日、審判に関する質問状を日本野球機構(NPB)に送ったことを明かした。

4月24日のオリックス-ロッテ戦で、マウンド上のロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、白井球審が詰め寄ったことが問題となっていた。この日のNPBとの事務折衝後、森事務局長は「選手の方も審判について、いろいろ知らなきゃいけない。質問書を出して、回答をもらって、いろいろ協議していければということで、質問書を出しました」と話した。

質問状は全部で10項目あるという。審判団が技量向上のため、日ごろ、どのような取り組みをしているのかや、試合運営において審判団は個人の責任でやっているのか、などを問うている。選手会の山崎弁護士は「選手は審判に向き合うしかない。話し合うことで、それが審判だけの問題なのか。構造的な問題なら論点が変わってくる」と趣旨を説明。あくまで建設的なものとした。