悔しい逆転負けの中でプロ注目の天理大・友杉篤輝内野手(4年=立正大淞南)が輝いた。3回2死走者なし。プロ注目で変則右腕の松本凌人(3年=神戸国際大付)の147キロを右前へ。今秋ドラフト候補、強肩捕手の野口から二盗を決めた。

50メートル6秒0で「足が持ち味。2死ランナーなしからでも足でチャンスを作れるよう、意識してやってます」と胸を張る。盗塁について「いいスタートを切れたらセーフになる自信がある」と言った。遊撃守備でも再三、軽やかなフットワークを見せた。

NPBスカウトが視察する前で活躍。阪神山本スカウトは「足もある。盗塁も3秒を切っていた。守備力、走力は評価している。関西でトップクラス」と評した。阪神は右打ちの内野手が補強ポイントで、友杉や立大・山田健太内野手(4年=大阪桐蔭)らをリストアップしている。172センチと小柄だが躍動的。「体が大きくない。目立つように」とピンクのリストバンドをつける友杉は、機敏な動きでセンスを際立たせた。

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