ヤクルトが、4番村上宗隆内野手(22)の2打席連発となる19号逆転満塁弾でソフトバンクを破り、4年ぶり2度目の交流戦優勝を決めた。全カード勝ち越す「完全優勝」は3度目で、セ・リーグ球団初となった。

熊本の出身の主砲は、まずは3点を追う5回無死一塁、ソフトバンク大関の初球、高め145キロ直球を左翼テラス席へ運び「前の打席(3回先頭で二ゴロ)の修正がしっかり出来て打つことが出来ました。九州の空気はやっぱりおいしいです」とコメント。さらに1点を追う6回2死満塁、ソフトバンク嘉弥真に対し、フルカウントからの7球目、「追い込まれていたのでコンパクトに粘り強く打つことが出来ました」と内角低め130キロスライダーをライナーで右翼テラス席へ突き刺した。4番の2発で流れを引き戻し、継投で逃げ切った。

今季の交流戦では、最初のカードとなった日本ハム戦(神宮)で、2試合連続サヨナラ本塁打で勝利し、勢いに乗った。その後もリーグ戦に引き続き、中継ぎ陣が安定感を発揮。12日の最終戦を待たずして、全6カードを勝ち越す「完全優勝」で頂点に立った。

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