西武は22日、都内のホテルで、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となり、日本球界復帰を決めた秋山翔吾外野手(34)と入団交渉を行った。

条件面を提示し、正式オファーした。渡辺久信GM(56)は「あとはアキ(秋山)が決めること」。交渉の席では「戦力として欲しい選手」、「アメリカでなかなか思うような結果が出なかったと思うけど、帰ってきて、もう1度ライオンズの選手として頑張ってもらいたい」などと熱意を伝えた。秋山が西武在籍時に付けていた背番号55は空いており、同GMは「(背番号の話は)春先に電話でした」とも明かした。

20日に帰国した秋山を巡ってはソフトバンク、広島も獲得を狙う。その中で古巣西武が1番手で交渉に臨んだ格好。この日の西武ホールディングス定時株主総会でも後藤オーナーが獲得の意志を強く示していた。

交渉を終えた秋山は「長引けば、長引くほどグラウンドから離れることになる。実戦勘とかもそうだし、試合数も少なくなる。そんな簡単には決められないかもしれないが、そんなに長引かせるつもりはない。1個1個をちゃんと早く整理できるように」と話した。ソフトバンク、広島とも直接会って、評価を聞いた上で新天地の決断をする。