阪神中野拓夢内野手(25)にヒヤリとする場面があった。

1点ビハインドの3回2死一、二塁。打者近本光司外野手(27)の中前打で、二塁走者の中野は一気に本塁を狙いヘッドスライディング。この時、捕手会沢と衝突し、しばらくその場から動けなかった。

執念で同点ホームをタッチしたものの、トレーナーとベンチへ戻る際には顔を気にするそぶりを見せていた。その裏には問題なく遊撃の守備に就き、プレーを続行した。

試合後、取材に応じた中野は「(ホームに突入する)場所が空いてなくて、頭から突っ込むだけかなと考えていた」と状況を説明。「今は全然、何ともない。若干、張りというか、ムチ打ちみたいな感じもあるんですけど。最近チームに貢献できていなかったので、途中で代わるのだけは嫌だなと思っていたので。そこは気持ちで何とか頑張りました」と気丈に話した。

中野は1番に抜てきされた今試合で猛打賞と気を吐いた。

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