プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は19日、臨時12球団代表者会議を行い、新型コロナウイルス対策について話し合った。

午前中に行われたJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議の内容を確認。専門家から、マウスウオッシュを行い口腔(こうくう)内のウイルスを減らすことが大事とのアドバイスが出たことを受け、12球団でも情報を共有した。既に行っている球団もあり、各球団で導入を進める。

その他、各地域アドバイザーに、球団の施設の感染対策ができているか、実地調査を依頼する案が話し合われた。また、2週間に1回、各球団で行っているPCR検査などの定期スクリーニング検査に加え、体調不良者を対象とした抗原定性検査の導入を決めた。

広島2軍や日本ハムでも新規感染者が相次いでいる。午前中の会議後、斉藤惇コミッショナーは「オールスターが2軍も入れて、長崎は今週末から始まる。福岡、松山と西の方が多い。西の方が感染率が高い。しかも、各球団の選手がミックスアップするわけなので、ちょっと気になってしょうがない」と、23日から始まるオールスター(23日が長崎でフレッシュオールスター、26日が福岡でオールスター第1戦、27日が松山で同2戦)開催への懸念を示していた。NPB井原敦事務局長は「48時間前のPCR検査をお願いしている」と、オールスター参加者にはPCR検査を求めていると説明した。